本堂安置

滝山寺

十二神将立像 九像(?神)
鎌倉時代

十二神将立像 九像(?神)

 十二神将は薬師如来の眷属として守護にあたるもので、本群像も本尊薬師如来の脇立である。

 桧材を用い、構造は前後矧ぎ又は前後割矧ぎで、玉眼を嵌入する。全体に彩色され、切金模様が施されている。手先や甲部材の亡失や後補、修理時の取り違え等はあるが、像容に大きな変更は無いと思われる。各像の作風の違いからかいくつかの工房により制作されたものとみられ、甲を身につける一般的な図像の他に夜叉を意識したと思われる。甲を付けない鬼形・半裸像や、甲製を意識的に崩した意表を突く作例が特徴的で、二・三・六像は作風から運慶仏師による十三世紀中葉の制作とみられる。
 また、二像の山と七像の法螺貝は、日本の十二神将には稀な持物である。像名は頭上の十二支標識の多くが亡失しており、足柄と台座の銘も記入された時期が不明であることなどから、特定することは難しいが、ここには現状を記してある。
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