宝物殿安置

滝山寺

天台大師坐像
市指定文化財
平安時代後期

天台大師坐像

 天台大師(智者大師)智顗(ちじ 538〜597年)は中国南北朝期の高僧。慧文・慧思(えもん・えし)に次ぐ中国天台宗の第三祖だが、実質的な開祖として崇拝された。

 本像は頭巾を被り、頭上に禅鎮を乗せ、禅定印を結び瞑想している姿である。一木造で内刳りが施され、禅鎮や裳先・両袖を含む地付周りは補材だが、頭部幹部・両足部には手が加えられていない。

 ざっくりとした刀の痕を残す背面、要を得た線刻状の衣文、簡略で大らかな造形や胸元を開いた下衣の着付けなどから、平安時代後期の作と考えられており、全国的にも類例が稀である。
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